早く帰る罪悪感

すっかり春らしくなってきました。
だんだん日がなくなってきて、18時頃でも周りは夕焼けが見えるようになりました。

会社の同僚達と共に会社を出て駅まで歩いていく時に出た言葉。

「こんなに早く帰ると、罪悪感があるね。」

これには皆さん苦笑い…それは、心の中では同じ事を思っていたから。

 

根本的に色々な考え方が間違っているのはわかっている。でも心がついて行かないようなそんな苦笑いだと思う。

  • 仕事の成果は働いた時間ではない。
  • 残業する事が良い事ではない。
  • 残業していなくても、仕事を干されるわけではない。
  • 残業している人は、仕事の波が高いだけ。

でも、忙しい事、残業が「当たり前」だったのに、それをしないとなると急に後ろめたいような気持ちがしてしまう。自分だけ楽して良いのだろうか?楽をした分だけ、後から仕事に追い詰められたりしないか。

 

何のために仕事をするかーについて、「お客様のため」「社会貢献」などという、会社の存在意義を語っても自分とはリンクしてこない。個人レベルでは金のため、生きるためでしかない。でも、それを都合の良いように使い分けながら使っていかないと会社員は勤まらない。

 

  • 自分の頭で考えて判断を下し、自分の責任で進む事を怠っているから。
  • 会社が自分で判断できない人間を量産しているから。

 

この言い訳も、自分の中では何度も繰り返されていることだけど、自分で判断すると言っても、仕事を進めるために「社内での自分の立場から、あるべき姿を分析」しているだけに過ぎないと思うのです。それが自分の意志や判断と言えばその通りですが、本心と違うならばどこかに言い訳が残ってしまう。それって自分で判断したんだ!と言い切れるのだろうか…。そもそも会社で責任を取るって具体的にどういう事なんだろう。いまいちハッキリしない。

 

会社とはギブアンドテイクの関係しかない。
わかっているけれど、個人と会社のバランスなんて本当の意味でうまくとれるわけはないのだから、落し処を探して生きていくしかないよね。自分の成果に対して、対価をもらう。ただそれだけ。いまだに、そのバランスを図るための天秤は見つけられていないけれど。

 

おしまい。