ママ閉店は無理でもママスタンバイくらいにはしてあげたい

「ママ閉店」というワードに対して、盛り上がっていました。私が興味深い内容だなと思った尊敬するブロガーのお二方のブログをリンクさせていただきました。

 

「ママ閉店」と「違法残業」 - ←ズイショ→


 「家事をやらないオット」と「ママ閉店」について家事を妻と折半している僕が考えていることは果てしなくゲスい。 - Everything you've ever Dreamed

 

ママは職業なのか。

子供を持つパパであれば、ママが閉店できない事を何度も訴えられた事は一度や二度ではないと思います。

  • 子供が熱を出したら
  • 子供がけがをしたら。
  • 子供の参観日だから。
  • 子供の習い事だから。 などなど

これらに加えて、PTAとか子供会とか様々な子供に関係した役割が盛りだくさんです。油断していると割込みが入る上、仕事よりも理不尽な事が多いというのが実情でしょう。理不尽の質は違うので一律に比較はできないのですが、仕事であれば能力が低いと評価されるだけですが、家庭内の事は評価は二の次でやりきる必要が有り、同じ土俵で評価できない事だと思います。同じ土俵で評価できないのでママという職業が成り立ってはいないのですが、かなり高いスキルが要求される職種には違いありません。

 

ひとり親だと、難しい事も多い

ママ閉店と聞いて、あぁ、そういう気持ちになるよね。と共感できるのは自分は片親で育てられたからという部分も大きいと思います。私は6歳の時に両親が離婚して母親の女で一つで育てて貰いました。その時の母親は昼は事務員として働き、夜は食器洗いのバイトに出掛けていました。自分が幼い頃は細々と内職を続けていました。(内職はさすがに割に合わないから、やってられないと言ってました・・・。)幸いと言うかその時の自分はファミコンをして待っていたので、それ程寂しくはなかったし片親なんだしこれくらいで済むのだから良かったなと思っていました。仕事をしている間でも何かあれば対応しなくてはならないわけで、ママ閉店出来ている時はほとんどなかったと思います。

 

妻が専業主婦だという同僚は、親もそうだったから当たり前だと思っていて特に不満は無いと言っていました。私は「そういう人生を送る事も出来る」という、他人は自分とは別の世界を生きているという当たり前の事を再認識しました。そのような環境で育ち、「母親は子供のために何でもしてやるべき」とか「いつでも子供のために」とか、昭和世代の役割分担としての母親が当然であるならば、ママ閉店はありえないという論調になると思います。しかし昭和時代の私の母親はママ閉店できないばかりか、金を稼ぐという昭和世代の役割分担としてのパパの仕事までこなしていました。今ならば離婚して父親がいない家庭も多くなっているでしょう。そうなると本当に休みが・・・気を休ませる事すら難しい状況になってしまうんですよね。子供が「ママ閉店」と言って理解できる歳であるならば、ママが閉店しても家の事が回るのであれば短時間でもママが休む事が出来る環境は必要だと思います。

 

共働きの親でも難しい部分はある。

私もある程度のサポートはしていますが、パパ開店する程のレベルではありません。パパ開店する事がするのですが、質の悪い店なので子供が望むような結果が出てきません。子供達も小学生になったので、パパ半開店でも何とか耐えられるようになってきましたが。子供との正しい接し方ってイマイチ分からないパパは多いのではないかと思うのです。子供たちと楽しく遊んで仲良くなったとしても寝る時になればママが恋しくなって、ママを求めてしまうものです。ママはママだし、パパはパパなんで子供たちの心も割り切れるものではありません。子供が成長するにつれて、その辺の差は勝手にカバーしてくれるので意識する事も少なくなるのですが、子供が幼ければ幼い程、その辺の所は難しい。自分は父親という存在が希薄だったのでどうしたらよいか肌感としてもわかっていない所もあるし、逆にそれが良いという所もあると思うので自分なりに何とかしていくしかないのだけど。

 

結果的にパパママで意識合わせをする事が大事で、それを子供たちにも何となく理解してもらう事が必要なのではないかと思うのです。幼稚園・保育園になってお話ができるようになれば少しは理解できると思います。子供達も急にママ閉店するとびっくりしてしまう事も多いでしょう。パパとママが協力してママスタンバイ中くらいの位置づけまで持っていけるといいんじゃないかと思います。ママはいつでも開店できるんだけど、今はお休み中なんだよと。

 

夫婦の形、家族の形、ジジババの活躍、田舎都会 などなど、個人毎のパラメータが多すぎて一括りにはできないと思うのですが、パパ開店によって損をする事は無いと思うんですよね。私も、もう少し頑張ってみたいと思います。

 

おしまい。