子供を賢くするには子供と向き合う時間を増やそう


"ながらスマホ"で子の芽を摘む気の毒な親 | プレジデントオンライン | PRESIDENT Online

 

記事の内容としては非常にシンプルで、「自分の子供を賢い子に成長させるためには、子供の話を最後まで聞いてあげましょう。」という言葉に尽きると思います。

 

「東大生アンケートの結果には、学力の源泉となる親の行動がはっきりと示されています。学力の高い子に育てるために、何をすればいいか明らかです」 

学力の源泉となる、たった1つの親の習慣。それは「子供の話をしっかり聞くこと」だ。東大生に小学生時代を振り返ってもらったアンケートでは、「家の人にしっかり話を聞いてもらっていましたか?」という項目がある。これに対して、実に東大生の90%がYESと答えた

「賢い=東大生 」というキーワードを出されるとじわーっと拒絶感が出るのですが、それはさておき「学力」という意味では日本最高峰の一角に間違いはありません。(自分には全く縁遠い所です。)記事の内容も遠回りではあるものの納得の行く内容でした。

 

人は、話をしっかり聞いてもらえると、自分を受け入れてもらえたと安心する

私の解釈では話をちゃんと聞いて貰えた子供達は、自己肯定感を得る事ができて更に難しい事にチャレンジしていこうという気持ちになるという事なのだと思います。完璧なサイクルですね。成長とリンクしていると言われれば、なるほどとしか言えません。

 

 

私自己肯定感は「こころの土台」みたいな想像するのですが、いつも自分の土台はボロボロ、グラグラだなと感じています。そう思う反面、芯はちゃんとしていて母親がしっかり面倒を見てくれたおかげなのだと感謝する事もあります。

私は母子家庭だったため、母親は私のためにとても頑張ってくれました。また、少しでもお金を稼ぐために夜間も皿洗いのバイトをしていました。頑張れば頑張る程、子供と接する時間も減りますし親自身が疲れてしまって子供と会話する時間も取りにくくなります。今はシングルマザーは沢山いるかも知れません。それが問題というわけではなく、子供と接する時間を確保できない事が大きな問題になると思います。

今思えば、私は甘えん坊だったのだと思います。でも親に迷惑をかけないように気を使っていたようです。子供の頃はそういう事を頭の中で正しく整理できていないので、何となく寂しいとか、何となく辛いとかそういった気持ちは口にも出せず、行動にも出せず、そういうのをゲームで晴らしていたように思います。必然的に親がいない時間が多いので、何の気無しにゲームを始めるのです。(テレビ番組にあまり興味がなかった。)また、母親は事ある毎に学校の話を聞いてきたように思います。でも、聞かれた時は答えるのが面倒くさいのです。親が自分に関心を持ってくれているという感覚を持つ事は出来ましたが、自分から甘えに行くというのは苦手だったと思います。

 

話をしたい時に話ができるという事が大事

自分の子供を見ていて感じる事なのですが、感情が高ぶっている時に(目がキラキラしている時)に話してくる内容は、言葉の重みが違います。親にとってはどーでもいい内容なのですが、「おれ、スゲー」という思いがヒシヒシと伝わってきます。こういうのをうまく拾う事が出来れば、子供たちは自分の話を親が聞いてくれる事をとても自然に感じるのではないでしょうか。子供の個性により自分の事を話したがる子もいれば、話すのが面倒な子もいると思います。子供にとって話したい事は親が聞いておきたい事とかなりのずれがあるので、親が声をかけてばかりだと、子供心に親が聞きたいだろうと思う事ばかり話をし自分の感情や言いたい事を表に出すチャンスを失ってしまう場合もあると感じます。話す時間が短いとどうしても、そういう傾向に陥りやすいのではないでしょうか。(今思えば、私の子供の頃はそんな感じでした。学校であった面倒事をわざわざ親に話したら余計面倒だな・・・とか。)子供が幼ければ幼い程、自由に聞いて話せる時間を持つ事ができるというのは大事だと感じます。

 子供の成長につれて、丁度良い距離のコミュニケーションができるようになると思いますが、その代わりに「後で聞くね」という回数を減らす事や、ちゃんと覚えておいて「何の話だったかな?」と聞く気持ちがある事を伝えてあげる事でコミュニケーションの質を高める事ができるのではないでしょうか。

 

子供と向き合う時間を増やそう

子供と向き合う時間を増やすとなると、親は自分が集中できる時間を削る必要が出てきます。なんでもかんでも話を聞いていたら、やるべき事が進んでいかないので、どうしても集中しなくてはならない時は先に子供に伝えておき、後から話す時間を取ると言った工夫が必要だと思います。小さい頃は難しいと思いますがだんだん理解してくれるようになるでしょう。そうは言っても子供と接する時に密度を上げるのは限界があると感じるので、なるべく時間を作ってあげると共に子供達に対して見守っている事をそれとなくアピールして直ぐに返事ができる時間を確保用意してあげる事が必要だと思うのです。

 

おしまい。