インドで電気自動車と聞いて思う事


インド、電気自動車のみ販売へ 2030年までに (CNN.co.jp) - Yahoo!ニュース

この施策が実現するかわかりませんが、国家戦略のひとつを明確にした という事なのだと思います。電気自動車だけにした場合、電気が膨大に必要になるような気がするし充電スタンドのようなインフラ整備もかなり重要だという事は言わずもがなという感覚です。

 

海外の事を分かっていない

電気自動車の件で、インドと聞いて最初に思う事は

貧富の差が激しく、それほど豊かな国ではないのでは?そもそも、車よりもバイクの国じゃないの?という事でした。

 

簡単にググってみると、2014年時点で世界6位の自動車販売大国だそうです。すごい。人口が多いから、販売台数も多くなる事は良いとして、それなりの金額を払える人が、一定数存在するって事になります。インドは、私の想像をはるかに越えて発展しているなと思いつつ、IT関連も盛んだし儲けている人もいるのだろうと納得しました。

 

次にインドの貧困についてグクって見ると、思ったよりもひどい状況がある事を知りました。何が正確な情報であるか判断が難しいため、ここでは記載しませんが女性への差別や子供に対する教育不足など、深刻な問題を抱えている事が分かりました。

 

私の海外に対する無知さ加減がひどいという事は事実として理解しました。興味が無ければ海外の情報は切り取った一部分でしかないという事です。渡航しようとまで思えば、現地の情報(観光地だけでなく、治安や生活様式など)も手に入れようとしたと思いますが、現時点では行ってみようとまでは思いません。そのため私が持っている情報がかなり偏っていた事が分かりました。

 

私にインドの何が分かるわけでもないため、インドの方に意見を述べるようなものではないのですが、 海外に向かって発信を行う事により自国に興味を持ってもらうというのは非常に重要ではないかと思いました。電気自動車が普及した所で、直接的に貧困や差別がなくなる事は無いと思うのですが、電気自動車の売り込みで他の国から入って来た人たちが良くない状況を知り、それを発信していく事で国自体が変わっていくという効果もあるのではないかと思うのです。漠然と貧困をなくすためにお金をばら撒くよりは、若い世代が海外の文化や思想を学び良い所は取り入れていく事が出来たなら、そちらの方が改善の効果が高いように思えます。

 

海外を知るために

日本でも教育費の無償化について議論されていますが、いっその事、無償化を通り越して海外留学させた方がいいのではないかと感じました。日本で教育を受ける事が悪いとは思いませんが、物価の安い東南アジアの学校に留学させる事で、無償化した費用の何倍もの経験やスキルを携えて日本に帰ってくるのではないでしょうか。海外のエリートを日本に呼び込めないのであれば、日本人が外に出ていく環境を整えていく方がメリットは大きいように思います。コミュニケーション力はあるが、落ちこぼれているような学生が海外に出たら、大化けする可能性は十分にあります。

さいごに

ビジネスの根源に人のために働き、対価を貰うという考え方があるので、自分を知り、相手を知り、コミュニケーションを取る事は必須だと思っています。(それが必要のないビジネスもあるとは思いますが。)直ぐ近くに中国人もインド人もアメリカ人もいるわけで、臆せずコミュニケーションを取れるくらいの知識を携え、日本の良さも伝えられるようになっておきたいものだなと感じました。

 

 

おしまい。