会社方針の伝達とアンケート
集会で会社の方針について発表されるじゃないですか。
その後、発表についてどう思ったか、どう感じたか みたいなアンケートを提出させられたりするのですけど、大半の感想は「へぇ~」だと思うんですよ。
会社の方針とか主語がでかそうな話を長々と聞かされて頭に入る人は少数派でしょう。目の前にある仕事よりも会社の方針に耳を傾けられるほど余裕のある会社であれば本当に素晴らしいと思います。きっと大きな成長を遂げる事でしょう(しらんけど。)
とは言え平凡なサラリーマンであれば、全く聞いてなかったとも言えないのでキーワードだけ覚えておくか~というような作戦になると思います。
いざアンケートを見ると、そのキーワードが出てくるわけです。
「〇〇についてどのように思いますか?」
ああ、やっぱりね。そう思いながらアンケートを記入するわけです。
良いと思いまーす。
昔はこのルーチンだった気がするんですが、最近はモチベーションについて合わせて聞いてくるんです。
「〇〇について取り組みたいと思いますか?」
主語がでかい話に対して正常な判断なんてできませんよね。でも5段階評価だったりして何となく3とか4とか良い方を付けちゃうわけですよ。
なんだかよくわからんけど、いい感じだから協力するわーみたいなノリで。自分に降りかからないならいい感じの方を。
良いと思いまーす。
会社のアンケートは無記名でも特定される可能性がゼロにならないため、ネガティブな意見は避けると思います。そうなると取り組みたいですかとかやってみたいですか、興味を持ちましたか みたいなワードに関しては反射的にポジティブな回答をしてしまうわけです。(社畜的には…)
何となくこういうアプローチの仕方がステマのようなサブリミナルみたいな…そういった深層心理に影響を与えようとする試みのような気がしてならないのです。
昔からそうだったと言われたら不思議ではないのですが、一度気になってしまうとすべてが同じように見えてきてきます。
アンケートを取る側も(実際はどうであれ)モチベーションが高く見えるのでメリットがありそうです。もちろん本当にどうにもならない内容だったら低評価が付きすぎるので諸刃の方法ですが。
従順よりも能動
テレワークの広まりも相まって個人のモチベーションが重要になっています。会社から出てくる指示が命令口調だと反発されるから、それを回避する工夫をする必要です。従順に仕事するよりも能動的に仕事して欲しい…そう言われてもねぇ・・・簡単じゃないけど。
環境が大きく変化していく中で自分の決定が重要だと感じるタイミングが増えてきました。それと同時に40代ともなると自分が決められる選択肢の幅がとても狭い事にも気づかされるわけです。何かを始めるのに年齢は関係ないというのは、個人であって会社の意思ではないですからね。
おしまい。