新入社員に必要な事は…

去年、新入社員だった後輩に関する一年間の成果について話す機会がありました。

何かにつけて「スキル不足」「うまくできなかった。」なんて言うけど、一年目何だしそんなもんじゃねーの?と聞きたくなります。

要は使えない人材だった。勉強させて貰った。でも、給料はちゃんと頂きます。この会話の不思議…認識しているのだろうか。言われたことは最後までやった。仕事したんだから、ちゃんと給料くれよと言われた方が清々しいし、自分を正しく評価していると思うのだけど。日本人は難しいのだと思う事にする。

 

新人さんであれば、よくある話なのかと思う。最初からできるヤツはいない。と言われる事が多いが、現実は厳しくて新人の時からできるヤツも一定量存在する。

その違いがなんなのか考えてみる。

  1. コミュニケーション力
  2. 知識、スキル
  3. 仕事に対する適性
  4. 理不尽に耐えるメンタル
  5. 思慮深さ、謙虚さ

 簡単にあげるなら、こんな感じだろうか。すべてがそろっていたら超大型ルーキーになると思うのだけど、基本的にそんなヤツはいない。結果的にバランスが取れている事が重要なのかと思う。ルーキーに対する期待値が低いので、低い期待値を超えられるだけの能力があれば、それなりにデキると認められるだろう。たとえ期待値を超えられないとしても、ほかの能力でカバーできれば、うまく立ち回れるヤツとして認定されるのではないかと思う。

そして一番の問題は、一年目、二年目ではなく、五年くらいたった時だと思う。最初からデキるヤツと見られたら、期待にこたえ続けなければならない。逆にデキナイヤツとして認定され続けると、まともな仕事は一生回ってこない事になる。

 

しかし、会社でうまく生きていくために一番必要なものは、建前をうまく使いこなす事だと思う。デキルやつ、デキナイやつと言うのは徐々に固まっていく評価なので自分の進みたい方向に照準を合わせれば良いが、大人の事情や建前がわからない人間は使いずらい。結果として一緒に仕事したいという人がいなくなり、社畜にさえなれなくなってしまう。まず会社で生きていこうと思っている新入社員は大人の事情を察する力を身に着けて欲しいと思うのです。

 

おしまい。