自転車に乗れた時、ワクワクしたよね

自転車に乗れるようになった日の事を覚えているでしょうか?

 

私の子供たちが自転車に乗る練習をしています。上の子は寒空の中、毎週、土曜日か日曜日の午前中に30分ずつ練習を続け、1か月半(6回くらいの練習)で乗れるようにはなりました。

下の子は、ストライダー的な乗り物で練習を行っていた成果なのか、走り始めに背中を押してあげるだけですんなりと乗れるようになりました。乗れると言っても、まだ公道に出られるようなレベルではないため、時間を見つけては練習に励んでいます。

 

自分が子供の頃は、両輪にコロ(補助輪)をつけていた事を覚えています。ガラガラとうるさい音を立てる事が気になって、音がならないように乗るにはどうすれば良いか?幼心に思案していた事を思い出します。そして片方のコロを取って練習を始めたのですが、調子に乗っていたのでしょう、コロを取った方に思い切り転倒した事を覚えています。よほど悔しかったのか、今でも思い出す事があります。

  

変わらない事、変わった事

多くの公園は、自転車の乗り入れを禁止しています。当たり前と言えば当たり前なのですが自転車の練習をしていたら、遊んでいる子供達とぶつかる可能性があるからです。しかし、いきなり公道で練習するのは危険が伴うため、良い感じの場所を探す必要があります。(車通りの少ない路地、自転車の乗れそうな空き地など。)幸いにも近場に広場があったため、それほど困らなかったのですが適切な場所がないと、自由に練習する事もできません。自転車に教習所は無く、限られた空間のなかでうまくなるしか方法がないのです。

私が子供の頃は公園の使い方もそれなりに自由でしたし、決まりがなくともお互いに気を使いながら自転車の練習をしていたと思います。

景色は変わってしまいましたが、昔の子供も今の子供もやっている事は全く同じです。自転車はかなりかっこ良くなっていますが(笑)

 

ワクワクする気持ち

自転車に安定して乗れるようになった時の事はあまり覚えていなくて、買って貰った変速付きの自転車に乗り、今考えると信じられない位の距離を走っていました。

友人と冒険に行く気持ちです。深い森や大きな池なんて物はなく、道路をひたすら走って目的地を目指すような冒険なのですが、それがワクワクして楽しかった事を覚えています。

子供たちは、昔の自分と同じような気持ちで自転車に乗り始めるのでしょう。幼い子供達が自分の力で自分の世界を広げていく事を頼もく思います。それは自分が大人になってから、そのようなワクワクを長い間感じていないからかもしれません。

大人になってからであれば、車の免許を取った時でしょうか。ガソリン代さえ何とかできれば、日本中回る事が出来るんだなと思った事を思い出します。しかし、自転車に乗れるようになった時程のワクワクはなかったように思います。

 

 大人には大人のワクワクがあるはず

子供の頃の冒険は大人になって見れば狭い範囲でしかなかったとわかるのだけど、その時の思いが色あせるわけではないと思います。大人になってからの冒険はどこかで線を引いてしまいますが、それは悪い事ではないと思うのです。大人になってしまえば、大半の人はいろいろなしがらみに囚われて生きるしかありません。何でも全力でチャレンジするなんて無謀過ぎるし、残された時間もそれほどありません。ちっぽけな事でもワクワクできるなら試してみるのが良いのだと思います。大人だからこそ効率的に効果的にワクワクできる事もあるんじゃ無いかと思うのです。やる前からちっぽけだと決めつけてしまえば、何も始まらないですから。他人に話してしまうと、「そんなツマラナイ事…」と言われる危険があるので、なるべくこっそりがいいかも知れません。

 

おわりに

音楽やお絵かき、スポーツや庭いじりまで、ちっぽけにはじめてだけどやって見たいことがあると思います。子供の時のようにみんなが出来るからとか、みんなが持っているからという理由は捨てて、自分だけがこっそりとワクワクできる事をやってみましょう。

 

という訳で、今の私にとって、任天堂スイッチのゼルダの伝説は、ワクワクするゲームです(笑)。そんなちっぽけなワクワクでも、有ると無いとでは大きな違いだと思います。

 

それはさておき、子供達が成長していく様子を見るのもとてもワクワクしています。子供達といっしよに自転車に乗って、どこまでいこう。子供達と一緒にワクワクできると言うのは、とてもありがたい事だと感じます。

 

おしまい。