信頼関係を作れない所に個人情報は出せない

個人情報大事ですか?

個人情報は重要なんだよーと様々な場所で言われているものの、自分の情報を守るのは自己責任だからリテラシーを高めてね☆という話で終わってしまう事が多いと思う。いくら法律で定めた所で自分でどんどん使ってくださいなと言っている人に対して守ってあげる方法は無い(守ってあげる意味もないのかも知れない。)

個人情報の精度によっては骨の髄までしゃぶるような使い方ができるので、無関係の人に自分の事を知られる事に対して嫌悪感を持つ人は、アンケートすら答えない方が良いかも知れない。多くの場合はメールアドレスを収集するための手段の一つだと思えるのだけど、男性 or 女性と選択しただけで、性別に合った商品が選択されるし年齢層にも記しを付けたなら、更に絞り込まれた商品や詐欺の連絡が届くようになるでしょう。今の世の中を便利に生きていくためには-信頼できる相手(会社)に情報を渡してサービスを受け取る-という信頼関係に依存するしかないとは思います。

 

スマホからデータを引っこ抜かれるという話

スマホの入力用にモバイル用のキーボードを入手しました。Amazonで売っているやっすいやつなのですが、やっぱり中国産です。ある程度、値段が安いものであれば中国産になってしまうのは仕方が無いと思います。日本は中国に対して関税を上げてないしね。まぁ、中国製だからと言って、某メーカ-のように中国にデータを送っているわけではないでしょうから大丈夫だとは思うのだけど(もう少し調査結果を具体的に教えて欲しいものです。政府が言うのだから信じるしかないのでしょうが。)、中国製は品質がよくなってなくてはならない存在になってきているのに、制限してしまうと困ったことになりかねないと思う。本当にデータを送っているのだとするとかなり怖いけどなぁ。まぁ、中国の人は国に情報が流れてしまっても、既にいろんな所で情報を晒してしまっているから、しょうがないと思える部分もある。中国だから心配だと言うのは国民性を考えた所なので現時点では仕方が無いのかも知れない。でも、Googleだってフェイスブックだって個人情報を蓄積しているんだから、スマホの大半のデータを引っこ抜いている疑念は無くならないように思う。(iPhoneだって、Appleに引っこ抜かれている可能性はゼロじゃない。)いくらひっこ抜かれても信頼関係が成り立っているうちは、問題にはならないんだろうなとも思う。(信頼しすぎて情報を抜かれていなだろうと思い込むのは少し危険な気がする。)

中国という国を抜きにしてHUAWEIがチップを埋め込んでいたのだとすると、信頼関係の問題から絶交になっても仕方ないとは思う。自分の身近に盗聴機をつけられて納得する用な人はいないのだから。それは中国人だって同じことじゃないかな。プライベートな事を他人に知られるというのはあんまり気持ちのよいものではない。それがただのデータとして使われて自分の全く無関係な世界で使われていたとしてもそれは気持ちが悪いことには違いない。いずれにしろ、本当か嘘かは判断できなかったとしても信頼関係を結べなかった時点でThe Endには変わらないのではないでしょうか。

 

自分で判断したという意思と負い目

どんな場合でも、自分で決められるかどうかというのは心情として大きな差があると思う。自分の意思を抜きにして自分の事を知られるというのは、何故か気持ちが悪いというか気味が悪い。人間は自分しかしらない事は少なからずあって、それを他人に知られたくない生き物なんだと思う。それは動物が天敵から常に監視されている事と同じなのかも知れない。いつでも殺されるぞと言われるようなものだから、逃げ出したい気持ちになったり、精神的に不安定になる事もあるように思える。(大袈裟に言えばだけど。)

自分で色々なサービスを選択して氏名、性別、年齢、メールアドレス、カード番号なんかを登録してしまうのだけど、お金が絡む場合、偽名などの嘘の情報で登録してしまうと違った意味でリスクが高いので本当の事を登録せざるを得ない。そうなってくると、自分の意志で選択した事にもなるし、その情報がたとえ広告に使われようとも仕方が無いと思える。(広告などでクレーマーになる人も間違いなくいるのだけど。)広告費によってサービスが成り立っているモノが多く、もはやインフラになってしまっているところも難しいとは思う。

大人の自分達は自分の意志で判断できるのだけれど、子供たちの情報についてはいかんともしがたい。大人が子供の分も登録しなければサービスを受けられない事も多いので、生まれた時から個人情報は誰かの手元に届いてしまっていると思わなければならない。自分が子供の頃のように、緊急連絡網とか学級名簿が作成され、それが名簿屋に売られると言った牧歌的な広がり方ではなくなってしまっている。自分は年頃が過ぎてしまったから、隠し事をしたい用な事も減ってきてはいるものの、過去から現在まですべて暴かれてしまう用な時代が近くに来ていると思うと、情報を扱うことの難しさを感じる。子供達が大人になった頃にはお互いの情報が丸裸になっているんだろうなと思うと歯がゆい感じがしてならない。それを止める事ができないのだから。

 

ファイルは消えても、情報は消えない。

インターネットに出てしまった情報を消す事は、不可能だと言われている。
ふとした拍子に知人(と思われれる)人には見せたくないだろう画像を目にしてしまった。大半の人には分からない。でも分かる人にはやっぱりわかってしまうのだ。恐らくそれがどこかにコピーされ、保管され永久に漂い続けるのだろうと思うと、正直、ゾッとしてしまった。当然ながら本人には言っていないのだけれど、知らない方が良いと思う。個人情報がどう使われようが、本人に影響がなければ良かったと思うしかない。

いつか誰もが他人の情報を参照できるデジタルハザード(?)的な事が起こりえると想像するのだけれど、現代人はそんな薄氷の上を歩いているに過ぎないと思う。それを承知で快適に過ごすしかないんだよなぁ。

 

おしまい。