お得になる話を本当にお得にするために

選択肢が増える事は良い事なんだけど、何から何までお得になる可能性があります!って言われても困るような気がしませんか?

 

お得になる電話が多すぎる

連日のようにコミュファからセールスの電話がかかってきています。もっとも、私ではなく自宅の電話と嫁さんの携帯電話向けにかかってくるのです。

電話番号をグーグル先生で調べると、その手の電話に対する口コミが出てくるので相手の戦略(毎日アタック、日中時間帯コール、お安くなります口撃 ・・・)もわかるので対策を立安くなります。悪い口コミ程ネットに書かれるので(さらに盛られるので)テレアポ担当の方・・・もとい上司の方も少しくらい気にしたらいいんじゃないかと思います。

 

多くの場合は、お得になる事を宣伝してきます。

もちろん月々の支払額が減るという事を指しているのでしょうが、無条件に支払額が安り、どんな場合でもそれを保証するという事を言ってくれる人はいないでしょう。巧妙なマニュアル発言で攻めてくるため気持ち悪いのですが、多いのは「お客様のケースであれば。」という言い回しです。


1円でも安くなれば安いって言っちゃうやつですよね?
ケースに当てはまらなかったら、契約したあんたの責任だって言いますよね?

 

全て代行するから手間はありませんという言い方をする場合もありますが、契約を行う事には違いありませんので全てを信用して任せるなんてリスクは負いたくありません。その手間を惜しんで損をする人が多いのではないかと思います。

 

お得になる事を疑ってみる 

セールスの電話を疑ってかかるのは必須ではありますが、本当にお得なるケースも存在します。私の一番古い記憶ではYahooBBです。遠い昔、ネット通信にはISDNというサービスが使われていて、NTTが独占していて回線速度もかなり遅かったのですが、SoftBank(YahooBB)がADSLというサービスを始めて、爆発的にに広まったという事がありました。それは自分なりにじっくり調べて自分に必要なサービスである事も事前に把握していたためにお得になる事を確信できていました。ここで考えなければならないのは、お得である事とお安くなる事は同じではないという事です。

お安くなりますよーと言われた時、最も安くなる方法はただ一つ。そのサービスを解約する事に決まっています。

例えば、固定電話は必要でしょうか?電話代が安くなりますと言われた時、電話代が安くなる試算を行う前に、固定電話を解約してしまったらどうだろうか?と考えた方が本当の意味でお安くなる可能性があります。どうしても、今使っているサービスは捨てがたいのだけど、何かのタイミング(年齢的な節目が簡単だと思いますが)で自分に不要なものを捨てる事がお得であり、お安くなるという事でしょう。

 

安くするには、変化の手間を受け入れる。

ネットでは無料のサービスが増えました。メール、音楽、動画、LINE、画像の保存...リアルの人が動かなくて良い事はどんどん無料になっています。無料と引き換えに、自分で使い方を調べなきゃいけないし、下手をしたら機能を説明する本を買うかもしれない。そして無料のサービスは多様化するし有料のサービスも自分でやってくれるなら安くなるよ!という事も増えてきました。

テレアポなんかは人が動いているので簡単には行きません。サービスの契約を取る事はもちろんですが、オプションを売る事が重要になっています。電話をかけてくるオペレーターもぶっちゃけてしまって、オプションはすぐ解約できますからという始末。つまり、あなたが使うサービスなので自分たちは関与しない。それに対して相談を受けたり検討する事もない。ただし、いつで解約できますよ。と、言った具合です。自分で決めてくださいねと。

昔はオプションは少なくて、説明を聞いて吟味する事ができた と言っても、選択肢が少なくて吟味する必要性が薄かったと言いかえれるかも知れないけれど、それで世の中が回っていた。でも今はそうじゃなくて、オプションは増え続けると同時に新しく始まったオプションが一年で終わってしまうような事もそれほど不思議じゃない。だから少しでも安くするためには、逐一、その変化をウォッチし続けなければならなくて変化の手間を受け入れるコストが馬鹿にならなくなってきていると思う。

 

「タダより高いものは無い」と昔は言われたのだけど、お金の事だけじゃなく時間や手間の事も考えて本当に必要なものを吟味して身軽になるのも必要だと思います。そうなると勉強する手間もかかるわけで、使わないサービスを止めてしまうというのは重要な事だと思うのです。

さて、使ってないクレジットカード・・・早く解約しなきゃ・・・

 

 

 おしまい。