小学生たちの先生ガチャ

大型連休でした(私は明日から出勤です。)が、家族の日程が合わなかったため、家族が揃う休日が飛び石という中途半端な状況でした。
1時間程度で行ける実家に顔を出して、その他はグダグダとしているーという日々が続きました。高い休日料金をはらってまで旅行に行く事にならなくて良かったと思う事にして、夏休みはリベンジをはかりたい。

 

子供の体験

色々な体験をさせてあげたい。でも、それには少なからずお金がかかります。自分が子供の頃よりも、お金をかけずに体験できる事に関しては質が落ちています。田舎に住んでいた自分でさえ、子供だけでできる事、親に内緒でできる事は多かったはず。
今の子供たちが体験できる事は大人の監視下で危険の少ない事が前提なのに、他人の親(又は、近隣の大人)が子供を叱る事が無いため、親の目が無い場所であっても他人に迷惑をかけないように、危険な事を避けるように、自由な行動を制限するような躾をしておく必要があります。だからゲームをさせておくってのは簡単と言えば簡単なんですよね。
そういう状況もあってか、小学生向けの〇〇体験教室や〇〇キャンプというような体験型のプログラムは多いです。お金を払って参加するプログラムは、プロ(セミプロ)が教えてくれ、安心・安全で日常では体験できない事が体験できる。何より親も楽ができるという所が大きいです。

反面、小学校でできる体験とはクラス替えで決められる先生や友達の巡りによる運で決まりコントロールできないため、うまくいかない場合でも子供たちを応援しか方法がありません。

 

小学生たちの先生ガチャ

「〇〇先生がいいなぁ。」と言うのは今も昔も変わりません。子供たちの中でも人気の先生がいて、不人気の先生がいる。授業が面白い先生が人気だし、それにつられてクラスの雰囲気も良くなるという事が体感的に分かっている。まぁ、クラスが決まってしまえばそれなりに馴染んでいくので余程の事が無ければ不満は出てこないのですが。子供達も無理を言っても仕方が無い事が分かっているので、我慢して日々を過ごす事になります。

しかし、子供の授業参観に行って感じた事は、先生の質・レベルの個人差が大きすぎるという事です。たった1回の授業参観で大したことは分からないという点を差し引いても雲泥の差があるとしか言えませんでした。ツマラナイ授業をする先生にも「日常を見せたい」という思いがあるかも知れません。が、子供を預けている親から見れば、このツマラナイ授業ではやる気は起きないだろうなと感じてしまって終了です。親側のニーズを考えられない先生が子供のニーズなんて考えもしないだろうなと。

授業参観だけ着飾っても仕方が無い、特別な事をしたら意味は無いと考える事はありえますが、それは子供の雰囲気を見ていたら分かります。

公立の教師はどうしてもスタンドプレーになって質の向上が求められないのだと体験できる出来事でした。(私立でも大なり小なりはあると思いますが。)
先生ガチャ、クラス替えガチャに失敗した子供たちはあきらめて一年間を過ごすしかないと思うと残念に思います。(そりゃ連休明けに学校に行きたくない子も増えるでしょう。)


ツマラナイ授業がスタンダードなのでしょう。決められたカリキュラムで自由度は少ないし、工夫しても給料も上がらない、残業も多い、責任も重大・・・
本当に教師としても職業が好きじゃなきゃやれないですし、下手な事をやってクレームが来たら立ち直れないかも知れません。

現実的な改善案や回避策などは思いつかないのですが、子供たちにはガチャの引きが悪い事も人生だし、それをうまく切り抜けて人として強くなって貰う事を伝えておきたいと思うばかりです。そして、多少のお金を払ってでも良い体験の場を提供してあげるから、その体験で「世の中には面白い事がある」という事を感じて欲しい。
学校に病んでしまう子供たちが少しでも減るように、学校教育も変わっていくと良いのですが。

 

おしまい。