道具に投資する事は時間に投資する事にもなると思う

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たかが仕事道具、されど仕事道具

弘法は筆を選ばずとは言うけれど、どう考えても自分に合った道具を使った方が高いパフォーマンスを出せていたに違いありません。もちろん見る側のスキルが高くなければその違いを認識できないので、スキルの低い人向けにはどんな道具を使っても大差はなかったでしょうね。

ところで、パソコンで仕事をしていると、どうしても話題になる事があります。

「キーボードとマウスを自費で買うか、買わないか」論です。

標準でついているキーボードもマウスも十分使えるので全然ダメって言っているのではなく、少し高級なタイプのものを使えば タイピングがしやすくなったり、ワイヤレスで机が広く使えたり、マウスの反応が良くなったり、ついでに肩こりになりにくかったりする というメリットがあります。
パソコンに興味がなく、道具による効率化を求めない人には全く伝わらない事なのですが、数千円で効果があるなら自費で買ってもいいんじゃね?と思うわけです。

文房具は自腹で買いますよね?

同じ仕事道具という目線だとボールペンのような文房具があります。ボールペンで言えばフリクションとかジェットストリームが人気ですよね。フリクションは確かに便利です。色を消せるのは本当に画期的です。古くは砂消しなんてものがあって紙を破いて「これは使えねぇ」と思った時が懐かしいです。
たかが文房具でもどんどん進化して使いやすさを追求されています。世間のデジタル化が進んだと言っても、まだまだ現役である事は間違いありません。私が生きている間なら完全になくなるような事はないでしょう。
それは、乳幼児がクレパスで絵を描くように、小学生が鉛筆で握り方を習うように身近でシンプルな道具は変わることなく生活の中にあり続けるのでしょう。
もちろん鉛筆がシャープペンに進化したように画期的な進化はあるかもしれません。

会社は良い道具をくれない

しかし画期的なボールペンができたとしても、会社の備品として用意されているのはやっすいボールペンじゃないですか?とりあえず使えれば良いみたいなやつ。ボールペンでキレイに書かなくてはいけないものが皆無なので特に困りはしないですけど。

うちの部署ではホワイトボードとマーカーが安物になったため、書いた文字が満足に消えないという現象が発生しています。文字を消すための労力の無駄。まさに安物買いの銭失いですね。まぁ、使えれば良いでしょという事だと思います。

会社としては品質や売上に貢献するものに対して優先的に投資すべきなので、ちっちゃな備品に関しては少しでもコストを下げて資源を他に回す方が正解だと思います。
(ホワイトボードはダメだよ・・・もっといいのが欲しい。)
極端に言えば社員の給料を上げるために使う方法だってありますしね。

会社から与えられる道具は会社のために使われるものだから、個人には最適化されていないし投資されるべきは会社の利益に直結するものから優先されるわけです。

 

個人としてはどこに投資するか

会社は会社のための道具に対して投資をします。だから会社のために自費で仕事道具を買うのはバカらしいと言う意見もわかるのだけど、多少は自分自身に投資した方が良いんじゃないかと思うわけです。道具に対して少しでも愛着が沸いて使いこなす方が効率化に繋がって全体的にメリットが大きい(はず)です。
もちろん高価なものを自費で買うのは(法的にも)難しいですが、キーボードやマウスは一日中使っているようなものですから1秒の効率化でもかなりの時間を短縮できるでしょう。個人でも投資をして自分の時間を作り出す努力をした方が良いと思うのです。自分が最大のパフォーマンスを出せるようにしておかないと、いつかは要らない人と言われてしまうのですから。。。

弘法筆を選ばずとは言うけれど、選んだ方が良いに決まってます。
何度か試してみて自分に合う道具に出会う事ができるといいですよね。

あ、リッチな道具だから良いってわけじゃないですから。
道具の力を100%引き出せなければ宝の持ち腐れでしかありません。

 

時間がかかっているもの、かけているものに関してはその時間を短縮したり密度を濃くするための投資をした方が人生がちょっぴり良くなると思います。
社会人は仕事と向き合う時間が多いので仕事道具を変える事を考えてみましたが、人によっては時短家電であったり優れたソフトウェアだったりおいしいコーヒーを入れるセットだったりするかもしれませんね。

 

ではまた~