よーく考えよ
う。情報共有は大事だよ。
課内会議の中である人が言うのです。
もっとコミュニケーションをとりましょう。
お互いに何をやっているか共有しましょう。
会社の仕事はチームで進めるためチーム状況をよく知っていた方が良いに決まっています。でも、言い方によっては、「お前が言うな」という感情が生まれる事も事実です。
発言した人は「私は情報を発信している。情報を発信してくれないあなたたちが悪いんだ。」と言っているようにも聞こえる言い方だったので印象は悪かったです。
若手なら気持ちは分かるし、青いなと思う所があるので良いと思うのですが、発言した人は若手という年齢ではなかったため、私の中では若干の呆れと諦めを感じました。
言っている事は間違ってはいないと思うよ
でも、会社の情報共有ってSNSとは違うよね?
会社でコミュニケーションが取れていない人の多くは有益な事を発信していないか、有益な人だと認められていない可能性が高いです。SNSじゃないんですから。
例えば、お偉いさんが現場の情報が上がってこないと嘆く話を聞きますよね。多くの場合は、上から目線で意味のないコミニュケーション(説教など)をするから、現場から嫌われてるんと思います。
誰だって、デメリット>メリット になってしまうなら何も言いませんよ。怒られてもメリットの方が大きくなるなら進んで話をすると思いますし。
ガバメントが利いている会社は失敗を隠す事のデメリット(懲戒 とか)を大きくする事によって、メリット>デメリットの関係に逆転させているわけです。
話すのも面倒な人に生の情報を上げるわけないですよね?
イチイチうるさいから質も鮮度も悪い情報が加工されて連絡されるのが現実です。
「あなたに話をしても時間の無駄ですよ。」って言ってやりたい所をぐっとコラえて生きるのがリーマンの道。適度にあしらって無駄な時間を極力減らします。
それは、上司と部下の関係が逆転しても同じです。
めんどくさい部下に情報共有なんてしたくなりませんよ。
結局、何のための情報共有?
若手であればどこの誰に聞いたらいいか、どうやって情報を得たら良いかというスキルがありません。なので、自分から声を上げても良いと思います。知りたいという熱意が伝われば自然と情報は集まってくるから。
問題は年齢的に中堅なのに若手気分でいる人です。
コミュニケーションや情報共有を叫ぶ人に限って自分から情報を取りに行っていない事も多いと感じます。
中堅社員ともなれば手あたり次第に情報共有と称して細かい事を言われたら、イチイチうるさい上司だなって思いません?自分で必要な情報や不要な情報をジャッジできるよ!と。
でも、自分から情報を取りに行くアクションを起こしてない人は情報の取捨選択もうまくならないんですよね。そして、公開されている情報も拾っていないから聞いていないと言う。
闇雲にチームが何をやっているかを共有した所で、情報のゴミダメができるだけなんです。(無駄な時間も大きい。)大抵の情報はサーバのどこかを探せば見つかります。誰が何をやってるのかも概ね分かります。やろうと思えば自力でデキル事も多い。
情報交換だけを目的にして効果は上がらないんです。
生の情報を得られる手段を作っておく
まず人の話をちゃんと聞いて回りましょう。聞きたい事を身近な人に聞いて整理する。それを次に知りたい人のために整理する。そうすれば情報が集まるし発信もできる。
情報を与えられる事に慣れすぎてしまい、ググる事に慣れてしまい、情報の集め方を見失ってしまっているんじゃないでしょうか。何のために必要な情報なのか見失わないようにした方が良いと思います。
突出したスキルを持てばコミュニケーションが苦手でも情報が集まる可能性は高いと思いますが、平凡な人は顔を合わせる回数を増やして会話できる状況を作るしかないんじゃないですかね。人として挨拶や感謝を表せる人が生の情報を集められるという点は何十年も変わっていない事のような気がします。
おしまい。