今ほしいのはストレス解消ではなく気晴らし
久々に夜中までNintendo Switchのゲームをしました。
どうしてもやりたいというよりは、何か頭を使わない事に没頭したいと思ったから。一日中ゲームをして暮らせるような生活にあこがれる人間なので(ゲーム実況系のYoutuberにはなりたくないけど。)自分にとっては良い気晴らしになるのです。
カラオケに行く、飲みに行く、ライブに行く、旅行に行く、遊園地に行く・・・非日常を体験して日常をリセットさせたい・・・。ザ・ストレス解消。
でも、今の私はストレス解消を求めているわけじゃないんです。
「ストレス解消ができそうな娯楽が、封鎖されている事」そのものが私たちにガマンを強いていて、仰々しく言えば自由を奪われているという息苦しさがあるのです。
ストレス解消できる方法が奪われていると思うだけで、天国への階段がクモの糸に代わってしまったような感覚に囚われている気がするのです。
桜の花びらのように積もり続けるガマン
あれもダメ、これもダメ。
家の中で大人しく。今はガマンの時。
次々と強いられるライフスタイルの変化は、桜の花びらのようにひらひらと積もり続けていて、ひとときのストレス解消で散らすことは難しいように思うのです。
いっそのこと法律で外出禁止になったとすれば、そのガマンは気楽なのかもしれません。決められたルールに従えば何か問題が起きたとしてもルールを決めた人の責任にする事ができるのですから。
ところが今はそういう状況ではありません。
不要不急の外出を控える事と仕事のために会社に行く事を天秤にかけるのは本当は難しい事だからです。たとえライブイベントでも働いている人にとってのライブは不要不急ではいはずです。外食することも、買い物に行くことも、そこに働いている人がいて、働く必要があるわけで、それを不要不急って言われるのはなかなか辛いものがあります。
そして、残念ながら身体が最も大事だと分かっているはずなのに、
契約で縛られた仕事は断ち切られる事なく有効に働きます。
働きたいのに働けない、働きたくないのに働かなければならない・・・
ガマンした心を気晴らしで散らしていくしかない。
今の状況をよくわかっていない子供たちが、外で楽しそうに遊んでいるのをみて、「親は何を考えているんだ」と言ってしまいそうです。でも、現状では仕方がないのです。外出を控えるなら、家の回りでできる事でガマンした心を散らしていくしかないと思うから。
子供たちはガマンに弱いけれど小さな事で気晴らしができます。たとえ何の変哲もない小道でも元気に走り出して笑顔になったりする。そういった小さな事を積み重ねながら耐えていく状況なのだと思います。
大人たちは子供のように単純ではないけれど、普段のように爆発寸前までストレスをためて一気にストレスを解消するような方法を取る事ができません。 だから、ストレスを少しずつ散らしながら生活する必要があると思うのです。
家の中でできる事は限られるし、強いストレスを開放するような手段も見当たりません。だから好きなテレビを見たり音楽を聴いたりする時に少し余裕をもっていつもよりもリラックスする時間を増やす必要があると思うのです。
コロナ対策は時間がかかる見込みです。
それなら、長期戦に備えて自宅で心の余裕を持つ時間を確保した方が良いでしょう。焦っても仕方がないし、強いストレスを貯めるのが一番よくない。自分なりに小さなガマンを少しずつ散らす方法を見つけて、元の生活に戻れる日を待ち望んでいよう。
みなさん、頑張りましょう。
おしまい。