リモートの先にある仕事、ローカルにある家族

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仕事はリモートの先にある

リモートワーク、流行ってますね。
STAY HOME を実現する手段の一つですが、好意的な意見に対して全体的に生産性が低くなったという否定的な話もよく聞きます。
個人的には良い所、悪い所を感じているのでどちらとも言えないのが本音です。

明らか悪くなったことがあります。
それは仕事状況の心配をする時間が増えたこと。
リモートワークだからってサボっているわけじゃなくて、それなりに仕事をしてるはずなのに、仕事とプライベートの切り替えがうまく行きません。

 

もんもんと考えても意味がない事もわかってます。分かってるんですけど、頭から離れない感じなんですよね…。
一人で完結できる仕事はきっちり割り切れるのですが、誰かに任せている仕事やフワッと指示された仕事に関してはどうしても頭を巡らせてしまいます。


駅から10分ほどある私の職場は物理的にも精神的にも領域を、世界を分けるものだったのです。仕事場に近づく=仕事、仕事場から離れる=プライベートというスイッチがあったと、今なら言えます。

 

もんもんと考えている時間は本当に無意味な事が多く、プライベートの集中力をがっつり削いでいく事もあります。あぁ、こんなんじゃ自分の時間が持ててるって言えるのでしょうかねぇ・・・

 

リモートワークと生産性

リモートワークになって同僚との交流が少なくなり状況が見えにくくなって・・・、お客様の動きもコロナの影響からいつも通りには回ってなくて待たされる事もしばしば・・・生産性を高めろ!!!と言われますが、コロナ以前と同じモノサシで生産性を語ってもいいんですかね。(売り上げが下がるのは個人の責任にするの?)

 今、仕事があるから今年度の売上目標も何とかなるんじゃないか?と思っていたら、間違いなくお客様からそっぽ向かれるでしょうよ。こんな時期にガツガツ売り込んでくるの?ってね。空回りしているだけの仕事をどれだけやっても良い結果は得られないだろうに・・・定年間際の今期の成果しか見ていないお偉いさんたちには、わからんとですよ。

 

まぁ、生産性が悪くなったという事なら、会社としては社員の給料(コスト)を下げたら生産性は変わらないんですよね。仕事がうまく回らないのなら、そうするしかない。そういっても、私たちは簡単に給料を下げて貰っては困るので、対立が生まれてしまうのですが。


給料は下がり仕事が減るというなら、リモートワークの先にあるのは会社の仕事を軽くして副業を確保する事かも知れません。

 

家族とのソーシャルディスタンス 

StayHomeによって家にいる時間は多くなったけど、思っていた以上に家族というコミュニティーは繊細で気を使います。時間と空間のソーシャルディスタンスが不足が深刻です。これまでは親は会社に出かけ、子は学校に出かけ…平日の日中はいつもガランとしていた我が家だったのに、今は全員集合~ですから。 


人が集まったなら、うまく回せないと誰かが機嫌を悪くします。だからお互いのために少しずつ時間を使っていかなきゃいけない。だから自分の時間が増えたか?と考えると単純にそういうわけでもありません。単身者なら自分の時間が増えた!と喜べるのかな?(コロナで孤独死するのは絶対嫌だけど。)

 

仕事と家庭の両立・・・仕事場に行かなくなった私たちは、仕事から離れて家庭に近づく必要があるってことなのでしょう。会社に寄り添うのではなく家庭に寄り添う生き方にシフトする必要があるって事・・・かな。

 

 

コロナが終息しても今のやり方を続ける方法を考えておくタイミングなのでしょうね。自分が満足する時間の使い方を考える良い機会だと思って。

 

おしまい。