1on1をやる心構え

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上司が部下と対話するメリット

仕事の話と雑談が混じったような1on1の時間。無駄に長く感じる。

30分くらい時間がたった時、上司は時計に目をやると呟いた。

「何かほかに言っておきたい事はありますか?」

特に薬にも毒にもならないだろうと思い「特に何もありません。」

と言って1on1の時間は終わった。

 

もともと私は他人と話すのは苦手です。何なら無言で仕事すればいいと思う派。
面談自体は入社した頃からあったので違和感はありませんが、1on1と呼ばれる個人を支援するというシステムは、何年か前に海外から入ってきたと記憶しています。フィットする人にとっては「話を聞いてくれる上司がいて嬉しい。」という感想だと思います。私はまったく嬉しくないですが。

 

会社が考える事と社員が考える事

会社が何かの施策を始める時は会社の損を解消するため、社員に対して得を与える事は無いと 疑いながら考えるのが無難で賢い行動です。営利企業で社員のために給料払うからには売上や利益に繋がらないと意味がないわけですから。
法で決められた事ならイヤでも対応は必要ですが1on1はそういう話じゃありません。 伝え聞く話では、若い世代は前を向いて先導していると、いつの間にかいなくなってしまう(辞める)ので後ろを向いて歩く必要があるらしい。なるほど幼稚園児の遠足なのか。そういわれる若い世代と言うのも可哀そうだどね。
手取り足取り指導する事を選ばず 面接でコミニュケーションを取る のは、ちんたら時間をかけて人を育てる時間がない事の裏返しです。即戦力で使える人材しか要らないし使えると判断した人は辞めないように不満を取り除いてやる必要がある…要らないと判断された人は…。

新人さんは広告を打って募集してる分、コストを回収しないと割に合わないから人事部は力を入れるでしょうね。

 

納得感が高まる。私も。

社員のフォローと言うのは成績を共有する事でもあるらしい。GoogleとかMicrosoftとか大企業で流行っているのは優秀な人材を引き留めるためと完全にダメな人材を切り捨てる事にあるのだろうと思う。スキルの高い人には自由にさせる方が効果的な事が多いので方針だけ伝えてそれに併せて仕事をやってくれれば会社としては儲かる。でも何もやっているか分からなくなるブラックボックス化が怖いから話をして貰う。スキルの低い人やアンマッチな人は会社にいるだけでお荷物になるから、機械的に決められた仕事だけやってもらった方が効率が良いので話をしてそういう仕事に誘導する。辞令でいきなり異動させられたら下手をすると会社が訴えられるからね。

あぁ、こうやって評価をしてるのね。と俯瞰してみると自分の振舞い方も分かってくる気がする。

 

面接する側の立場になって考えれば 1on1やって良かった! という結果が欲しいので、それっぽいネタを作って話すのが賢いふるまいになると思う。単に不満をぶつける場ではなく、ネタを作りこんでから望むのが理想的な1on1。そう考えておけば、話をするのが億劫でも仕事として対応できますね。

 

おしまい。