電車、混んできた。
コロナは下火になったと思っていいのかな。
朝の電車の込み具合は日を追うごとに増加の一途をたどっているように感じてしまう。大学生の比率が上がったように感じるけど、それはそれとして、スーツを着たサラリーマンが圧倒的に増えたという感想。事実、自分も同じ電車に乗り合わせているのだから何も言えねぇし。全員マスクをしながらギューギュー詰めになって電車に乗っている姿は、よその国から見れば不思議に見えるだろうね。まだ落ち着かない国も多いから日本だってぶり返す可能性はあると考えるのが大人だよ。なんで終息してきたか分からないって言ってるし。
誰かが「もーいいよー」と言ってくれるまでマスクを外さないのが日本人クオリティ。
マスク反対過激派の活動はニュースで取り上げられる事もなく「祭」は終わりを迎えたのだと感じさせる。何かに反発したい、反発するオレカッコイイ。みたいなものだったんだろうか。ワクチン反対派の方は宗教の違いみたいなものだから分かりあう事はできないだろうけれど。
人が集まればひずみが生まれる。
電車の車内で行われる暴力行為とその模倣犯のニュースが聞こえてきた。あぁ、電車を乗る時はちょっと気を付けないとな…と憂鬱になる。正直な気持ちはメンドウだけど、それは同時に平和ボケしているという事なのだろう。コロナで新しい日常が生まれたように、日常はいつも変化している。
変化は良くないモノも含まれていて、時期が来ると外にでてくる。コロナによる外出自粛で影を潜めていた、他人に対する不満が出てきたようだ。町を歩く人を見かければ、誰かをうらやんでしまう。疲れていればなおさら。残業でへとへとになった自分の前に幸せそうな集団が現れたらどうだろう。優しく見送る事ができるだろうか。
社会全体が不幸になると、自分だけ不幸という思いが増幅される。きっと自分の夢を見られなくなるからだと思う。いくら頑張っても手が届かない…と思ってしまえば、無敵の人になるきっかけにはなるだろう。
誰でも良かった と言って誰かを傷つける人は、誰かにかまって欲しいと思う人なのかと妄想する。誰かひとりを見つけられなかったから、誰かを求めるように激しく人を傷つけてしまったのかと。誰かに関わりたいというのが変質すると、他人に受け入れられない状況になるのは皮肉なものだと思う。
人と同じだと安心する
自分だけ〇〇と言い始めた時は、ちょっと落ち着いた方が良い。はなから、自分と他人は違うから自分だけ〇〇なのは当たり前で、ネタはいくらでも作りだせてしまう。作られたネタは似たり寄ったりで本当にトクベツなのは一握りだから。日本でさえ1億人以上いるのに自分だけトクベツなんてね。
それでもトクベツになろうとしたら、周りから異質だと思われる事を覚悟した方が良い。それが嫌なら 同じ って言ってた方が周りも安心する。自分も安心する。
自分だけ苦しいと思った時も、誰かは同じように苦しんだ事があって、誰かはうまく助かった事はある と思えば、それと同じようにできるはず。そう思えたなら、ちょっと救われると思う。自分だけでは解決できないから誰かに相談する必要はあるけれど、誰かは同じようにためらって、誰かは頑張って声を上げたはずだから、自分にも同じようにできるはず。
またメンタルをやられてしまった後輩の話を聞き、モヤモヤしながらこんな事を考えていた。人間って難しいなぁと思う。そして明日は我が身と思わないとね。彼と私はきっと同じだから。
おしまい。
