移動するためだけに会社には行きたくない。
と言うか最初から会社なんて行きたくない。
テレワークが流行りだして上級市民でなくても自宅で仕事をするスタイルが正当化されて久しいですが、改めて削減される時間について考えてみました。
削減されている時間
・電車の移動
→ 往復2時間
・おしゃべり好きな同僚からの口撃。
→ 30分~1時間
・ちょっと教えて~と言われた時の対応
→ 30分~1時間
・トイレに行く
→ 10分(自宅ならほぼ移動しなくていい)
・昼飯
→ 10分(コンビニで買う手間が無くなる)
・会議室への移動、準備待ち
→ 5~10分
合計: 3時間半~4時間半 くらいの削減効果
電車移動の2時間で本を読んだりネットを見たりしているけれど、集中力も低く時間つぶしの要素が大きいので削減される無駄な時間と考えました。
テレワークだと日常の効率が悪くなる
テレワークが始まった頃は削減された時間を無駄に過ごすしてしまうが多かった(食事の時間が長くなったり、いつもはしなかった部屋の片づけをしたり…)ので、ルーチンワーク、日課って大事だと感じます。
悪く言えば時間に追われ時計とにらめっこしながら生きるって事だし、良く言えば限られた時間の中でできる限り効率化する事です。しかし無駄な時間が削減される=時間に余裕ができたと変換された時点で、決められた時間内にできていたルーチンができないようになっていました。人は時間に追い詰められないと効率化はできません。
削減された時間は自分でコントロールする必要があります。いちいち頭で考えるよりもルーチンワークや日課にする方がQOLを上げる上では重要です。一日の余裕時間が3時間生まれて27時間になったわけじゃなく、いろいろと潜んでいた無駄な時間が表に出てきただけですから自分の意志とは関係なく無駄に使うのは簡単です。
- 朝が1時間遅くなったから、1時間夜更かしする
- いつもよりも一つのタスクに時間をかける(のんびりやる)
- 休憩時間を5分、10分と余分に取る
誰も見ていないくて自分がコントロールできる(しなきゃいけない)状況です。
仕事の横やりも言い訳にはなりません。誰かの催促もありません。
はたしてどうやって時間を使いましょう。
本質的には時間が問題ではない
今はルーチンワークや日課にする事が重要ですが、本質的には時間を潰すような仕事の仕方をしている時点でテレワークの生産性は上がりません。繰り返しを効率化する事は簡単だけど繰り返しではない事(一から考えて新しい事をする。頭を使うような事)を効率化するのは難しいと感じるからです。「時間切れいっぱいまで考える事=一生懸命仕事をした」という感覚が抜けないから、帳尻を合わせるように時間を浪費してしまいます。
今は様々なハウツーが出ているわけですが、テレワークは会社のメリットが優先される事を忘れちゃいけないと思います。(会社がデメリットと思うならテレワークは無くなるでしょう?コロナで打撃を受けるくらいならテレワークしようってだけ。)会社が求める成果を出しながらいかにサボるかと言う所が生産性の向上であり自分のQOLを上げるために一番重要な事ではないかと思うのです。
会社側もサボっても問題なかった事=不要な作業として減らしていくような思い切りの良さがあると良いのにな~と思ったりします。
おしまい。