12月恒例「来年から本気出す」のさみしさ。

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来年はがんばるぞ!


歳を追うごとに1年の感じ方は短くなるのに、年の初めに何をやっていたかも思い出せなくて、成果が出ていない自分を嘆いたりします。正月は今年は〇〇やるぞ!とか考えちゃうんですよね。そんな自分を知ってるのに、「来年から頑張ろう」という「明日からほんきだす」的な感覚を持ってしまうのは、正月の使い方を間違っていると思います。


年の初めに考えた願いは年末に清算される訳でもありません。

やりたいことが実際にやれたのか。
やりたいことがやれなかったのか。
これって、いつでも評価はできるわけです。


1年という時間は何も助けてはくれません。デッドラインとして追いかけてくるだけです。最初はゆっくりに感じるのに、終わる頃にはものすごい速さで押し込んでくる感覚に陥ります。「あーあ、結局何もやれなかったな」と。

でも、本当にやりたくてやれたことには、そういう感覚はありません。誰にも文句を言われない自分で決めた事を自分で実行する・・・そうする事ができたなら実は1年や年末年始なんて区切りにすらならないでしょう。


人生のデッドラインもはっきりと決まっていたら人生が捗ったのではないでしょうか。自分が60歳で死ぬ場合と80歳で死ぬ場合で、数字だけみたら20年の差があるけれど、80歳に近づいて元気にやれる事はそれほど多くないでしょう。きっと50歳から60歳まで10年の方が60歳から80歳までの20年間よりもやれる事は多いはず。だから本当は、一年の使い方をちゃんと考えなきゃいけないのだと思います。

年末、年始とか年度の切り替わりは、何かの変化がありそうだけどほとんどの場合は前の日(仕事納めの日)と同じように生活するだけです。マラソンで言えばゴールテープじゃなくてタダの給水ポイント。この先も同じような生活が続いて行きます。

人生のゴールには死ぬまで辿りつけないのだから、給水ポイントで気持ちを切り替える事も必要です。でも、給水ポイントが見えたとたんに急に頑張りだすような走りかたでは完走できるかも怪しい。だから、年始に一年の計を定める事も必要ですが、今すぐ必要としている事を淡々と進めて行く方も重要だと思うのです。
自分のペースで自分の仕事をこなしていく・・・。日々を積み上げていくしかない。

今年の最初は何を目標にしたんだっけかな・・・w
みなさん良いお年を。

 

おしまい