健康でいるためのコスト

いざ、2022年度の定期健診へ

有給を取って定期健診へ行ってきました。40を超えているので胃カメラorバリュウムが必要のため、病院に出向きます。

この年代が一番病気しちゃいかんのでしょうね。早期発見、早期治療、適切な医療費支払い、早い社会復帰が求められている年代。中年時期の不摂生で年金生活になった頃に病気をしたら大きな費用がかかります。自分が老いた時の心配のタネ(医療費)が税金で軽減される事はありがたい事ですが、税金の無駄遣いや健康保険料の増加に繋がるとなれば、後の世代に迷惑をかける事にもなるし補填されなくなる可能性もあるでしょう。だから早めに病気の予防を意識して、重い病にかかって医療費がかかるような事が無いように対策しておく必要があると思うのです。(個人の感想です)。

 

今回もお金もかかるしシンドイのだけど胃カメラを受ける事にしました。しっかり検査するのは必要だなと思うので。(毎年とは言わないけれど)
漠然と同じ検査をするんじゃなくて、AIなりで分析して貰って個人毎に合わせたメリハリのある検査になると良いと思いますが、日常から観察していないと無理でしょうね。以前、「胃の〇〇が治った後が見られます」見たいな事を言われて、そりゃそうだ…風だって一年は引いてないしなと思った事がありましたから、年に一回では限界があります。

さて、病院であたりを見渡すと自分と同じような中年以上の人たちがゴロゴロいます。おぉ…同志よ。病院にバッチリ着飾ってくる人もいないので、心なしかお互いに老けて見えている所も安心感を増してくれます。また、病院の服(病衣というようです)に着替える所も人間は健康の前では平等なんだなと感じさせてくれますね。リッチな人は個室の人間ドックへ行ってるでしょうから、一般人には知らない世界があるでしょうけれど。

 

とりあえず何事もなく定期健診は終わりました。
胃カメラの影響で体調は悪くなりましたがこれも我慢するしかない。

後日の診断結果も特に問題ない事を祈ります。。

病院は何かと忙しそう

待合でぼーっとしている時、ふと見上げると病院は多くの人が動き回っているのが目に入ってきます。私のような医療に無知な人には何をやっているか想像できないけれど、恐らく誰かを助けるために働いているに違いない。不健康ではない健康診断でさえ、それなりの人員が関わっている。仕事だから働いているだけという人も多いだろうけれど、命に係わる(遠い近いはあるけれど)ってだけで神経をすり減らすし、少なくとも自分では続けられる気はしない。ちょっと良くわかんない事を話している受診者もちらほらいて、心身ともに重労働だよなぁと想像してしまう。

私の訪れた病院は田舎にしては大きな病院なので、自動化や効率化が行われているけど、それって受診者の取り違えによる事故を起こさない工夫、受診者を待たなくても良い工夫なんですよね。受信者が負担になる効率化は、特に老人たちに定着させられません。日課のように毎日行く人がいれば、受信者側のがんばりも必要でしょうが、数カ月に一回、下手したら一年に一回しか行かない場所に対して毎回説明が必要なレベルだと余計にコストがかかり本末転倒になりかねない。若年者用と老人用の2システムを作ってしまうと収拾できなくなる可能性も高いですしね…。
メディアが報じる一つの命が救われるようなシーンは感動的だけど、ほとんどは毎日を積み重ねる地味なシーンの連続で、人間同士が泥臭く対応する部分が大半だと想像すると、そういうのを回していくだけで病院は金がかかるよなぁと思うわけです。

ガチでマイナンバー使っていけるようになれば、個人を照合する事が容易くなってもう少し現場の事務的な負担は減るようになる気がします。お金とか承諾とか事務作業はもっと効率化して無駄を減らして、現場の人の給料や医療機器にお金が回るようになると良いと思いますが、まだまだ先の話になりそうですね。

病院も経営で成り立っている訳だから、セレブ用の対応があっても良いと思うけど、あからさまだと命の値段論争になるからそれも難しい話で。

定期健診に気軽に行ける施設が必要かも

健常者にも居心地の良い病院というのはコンセプト的にはアリと思うけど、病んでいる人の周りで楽しそうな声が聞こえてきたら精神衛生上良くない可能性もあるので簡単には実現しないかな。病院は体調が悪くなってから行くところと思うけど、心も体も不調になる前に予防する事が一番だと思うので、もう少し距離が近くなるべきだと思う。
気になる事があれば気軽に調べてくれるようなカフェ的な存在があれば嬉しいし、ショッピングセンターの一角にあっても良いかも知れない。それくらい身近にならないと予防は難しい・・・。病気になるまで真剣に予防をしようと思わないだろうからね。(私も運動不足だ。)

 

歯科検診についても義務化が予定されているようです。

「国民皆歯科健診は3~5年めどに」日本歯科医師会長 政府の“義務化”検討で | TBS NEWS DIG

小中高まで歯科検診ってやってたのに、大人になったら急にやらなくなったな~と思ってましたが、やっぱりやった方がいいですよね。今は自主的に定期健診に行ってます。ある程度費用は発生しますが、虫歯になった後の方がよほど辛いので続いている感じです。もっと若い頃から歯を大事にしておけば良かったなと後悔するばかりです。

 

健康でいるためのコスト

健康でいるためのコストと病気にかかって治療するコストが仮に同じくらいだとするならば、健康でいるためのコストを支払うと思います。そのコストを先払いする事がもったいないと感じてしまうので、支払いをためらいがちです。病気にならなかったらラッキーですしね。だから、病気になってから病院に行って治療費を払っているわけで。

健康でいるためのコストはそれなりにかかるだろうと思います。それでも、自分のため、家族のため、未来のために健康でいるためのコストはある程度支払っておくべきでしょう。定期健診を受けるという事だけじゃなく、健康的な食生活とかジムで体を動かすとか、お金で買える健康なら人生では安い買い物なんじゃないかなと思うのです。

 

おしまい。