肩たたきされる事に怯える

Twitterでの大量解雇開始 「僕のせいだ」とジャック・ドーシー氏 - ITmedia NEWS

突然解雇される事の驚き

日本企業に勤めていて突然解雇される事を考える人はほとんどいないでしょう。もっと言えば、肩をたたかれる事がイレギュラーで使い処が無くてどうしようもなくなった人に対して圧力がかかる程度だと思います。追い込み部屋とか使うと訴訟になるので円満解決のパターンが用意されていて想定以上に肩たたきにあっている可能性は捨てきれないですが、よっぽどメンタルか対人関係で辞める人の方が多い印象です。

 

今回のTwitter社の大規模レイオフで、「外資はやっぱり大変だよね~日系企業の方が安心」と言うイメージを持つ人もいたでしょうが、むしろ私は逆でした。

今回の件を学びとして、勤めている会社の上層部もレイオフ策を練るんじゃないかと考えたからです。リストラはこれまでもやっているので手法的には確立されていますが、まどろっこしい策なので、サクッと辞めさせる事ができるなら真似できないかと思っているに違いないだろうと。

 

記事にもあるように、Twitter社は赤字を続けていたという事が問題で、レイオフしないと倒産の可能性もあったという事が本当なら、遅かれ早かれってだけの話。

マスク氏は4日、「Twitterの人員削減は、同社が1日当たり400万ドル以上の損失を出している今、残念ながら他に選択の余地はない。解雇された全員に、法的に決められているより50%多い3カ月の退職金を提示した」とツイートした。

1ドル150円としたら一日で6億? 想像できない規模。

管理者層はそれなりにジャッジしやすいので、アリのように思います。労働者層はどうだったのか?と思うと、逆にザクっと切られて良かったんじゃないかとも思えます。吟味して切られたとしたら、切られた時点でレッテル貼られちゃいますからね…

 

まぁ、Twitterにいたんですよというだけで優秀っぽいレッテルは貼られているので大丈夫なのかも知れませんけど、ステップアップしたいのであれば、恐らく足かせになりますよね。下のランクの企業から見れば、Twitterにいた人材をゲットできるチャンス!という事にはなりますが。

 

自分の会社が倒産したなら

今の会社でそんな事が起きたら再就職先を見つけるだけでもかなり苦労するでしょう。私が40代という事は別にして社内の雰囲気は転職で成長するような覇気が無いからです。安定した暮らしを求める人が集まって会社ができていて、上層部も安定して給料を貰える事がメリットだと考える人が多くリスクを取りにいかないとなれば、大半の人は急なレイオフには耐えられません。

もちろん私もその一人なわけで、まじでヤバいなと思いました。
年齢的に倒産よりも肩たたきの可能性の方が高くなってくるわけで、会社の中だけ見ている場合じゃないですね。

 

これから倒産する会社も増えていくでしょうし、国の方も企業の解雇に対して寛容になっていくだろうと思います。(倒産するくらいならリストラして延命した方が良いですからね)65歳まで働かせるとか企業にとっての苦行をさせようとしている中、バランスを取らないと海外で対抗できる企業もなくなるだろうし、じり貧になって更に貧しい国になってしまう可能性も高いはず。

自分が外資でも働けるようにするためには、どう動けばいいか真剣に考えてみようと思います。アメリカ系じゃなくてアジア系でしょうけどね…。

 

おしまい。