コロナで売れても続かない

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コロナはチャンスだと誰かが言った

コロナの影響で・・・

そろそろ聞き飽きた枕ことばですが、まだまだ使われていますよね。
新しい事を始める事がコロナで生き残る戦略になる事は、ほぼ間違いないと感じますがコロナだからという理由を前面に押し出した戦略はどうもキナ臭い感じがします。

コロナだから~と言いながらやる事は、コロナじゃなければ~やらないと置き換えられます。一番わかりやすいのはマスク。コロナじゃなきゃマスクをしない人の方が多いでしょう。

だから、回避策や代替策として出てきたモノはコロナが終わった時に元の状態に戻る可能性が高いです。もともとは要らなかったものなのだから。

 

コロナがチャンスになるのは、コロナじゃなくても欲しいと思えるものでしょう。それが具体的に何かと言うのは難しいのですが。

 

コロナだから売れるというのは続かない商売

マスクしかりアルコールしかり。法外な値段で売れていた時期は過ぎ去り、真っ当な値段に下がってきているわけで、コロナ対応を前面に出す商売は間違ってはいないけれど、数年先・・・それこそコロナがインフルエンザと変わらなくなった時でも役に立つようなものを売っていかなきゃいけないわけです。

AfterコロナとかWithコロナと言う考え方は1~2年の事だと思うのですが、世界中が同じように苦痛を受けたから全員が忘れるまでにはかなりの時間がかかると思います。

疫病は忘れた頃にやってくるわけで、「そんな事もあったよね~」と言われるようになった時に変わらずに使い続けられなければ、次の疫病が流行った時に効果的に使う事ができないでしょう。

 

目に見える災害対策と目に見えない災害対策

津波が来るから防波堤を高くする、大雨が降るから治水対策をする。

アウトな状況になれば急激に意識は高まるけれど、ギリギリセーフだった場合ってどうでしょう?次も大丈夫だから、それほど対策しなくても良いと思いませんか?

今回のコロナはどちらでしょう。アウトかセーフか。
職を失った人は多いけれど、それほど多くの命は失われてない。

となると・・・

疫病は自然災害のように物理的な回避が難しいです。病院でも適切な対応ができない場合があるのに、普通の人がそれ以上の対策を取る事の難しさは容易に想像ができます。(もっと感染力の強い疫病だったら家の入り口にクリーンルーム作るのが流行るかもしれませんけど。)

 

言い訳できない立場の人が今、どこまで対策を打っておくか考えておく必要があるわけです。なかなか難しいジャッジですよね。そこに目がけて対策を売っていく必要があると思うのです。3年計画でも5年計画でもいいけれど。もちろん一つの会社だけ対策ができていてもうまく行かないわけでサプライチェーンを巻き込んだ壮大な対策が必要になってくるでしょう・・・。きっと難しいでしょうね。

 

さて、コロナの次はインフルエンザでしょうか・・・。

近年は大陸からやってくるWith疫病の時代かもしれませんね。

 

おしまい。